事業概要

自然が生んだ神秘の島・利島で、はるか昔から受け継がれてきた伝統が、椿産業です。 椿油は花ではなく、その実から油を絞ります。一般的に椿の実を収穫する時には、地面に落下する前に棒などでふるい落とし、硬い外殻をむいて身を取り出すという方法を用います。
しかし利島では、実が自然に地面に落ちるのを待ちます。実が充分に熟し、毒素が抜けた状態になってから、一粒一粒を手で拾って収穫していきます。そして自然に実が地面に落ちる秋に備えて、一年を通じて山の手入れを行っています。
機械なども充実していなかった時代、椿油を島の産業にするために行われたその作業は、今も利島の人びとの心に深く刻まれています。誰もが意識することなく、当たり前のように手拾いという伝統を守っているのです。
丁寧な手作業で拾われた椿の実は、やがて島の製油工場で油として生まれ変わります。手間暇を惜しまず作り上げられた椿油の品質は言うまでもなく素晴らしく、人の皮脂に最も近いと言われているオレイン酸を85%も含み上質な油となります。